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天下茶屋ちょっと料理「亀」vol.2

"何でも話せる友達"でんさんと久々に飲みました。
前からの約束とは言え、還暦を過ぎて糖尿病と高血圧の基礎疾患を持つ身としてはお店は慎重に選ばねばと思案して、またまたここにお世話になることに。

多くを語る前に大将からコロナへの配慮で"貸切+入口勝手口開放"にしますと仰ってくださいました。
ワンマンオペレーションでの洗練の料理と細やかなおもてなしを優先するあまり、宣伝は一切やらないというスタンスの潔さ◎
ありがたく尊いお店です。

先付にはバイ貝とプリプリの海老。

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お刺身にはトロ、ロブスターと旬の鱧。
鱧は生に炙り具合がほんの少しでふわふわでした。
梅肉はそのまま、もう一つは山葵と醤油でいただきました。
この後にシマアジが追加で加えられました。鮮度の良さを伝えるコリコリさでした。
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お酒は隣接する酒屋さんから持ち込んで、容器を用意して下さいます。
勿論燗もして下さいます。
酒屋の大将にお勧めの甘口の冷酒ということで翠玉を紹介されました。
飲み口サッパリながら適度の甘さもあって、さすがかプロのチョイスです。
熱燗で飲むと味わいが変わるから不思議です。

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ヤングコーンのグリルは堅めの食感が良く、味わいも深くて素材の良さを実感します。
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サワラの塩焼き はこんな肉厚なのは初めてです。
でも決して大味ではなく、下ごしらえがきっちりされているので薄味の味付けがとても美味しかったです。
柚子の細かい仕事も情緒がありますね。

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宮崎牛の赤身ステーキは霜降りではないのにとても柔らかく、ややもすれば差しの脂が重いと感じることがありますが、純粋にお肉の美味しさを引き立てる味付けがされています。
素材を生かすのはやはり板前の腕一つですね。
これは絶品でした。

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鷄のたたきはささみでしょうか、生でも美味しい素材がほんの少し炙るだけでうまさがより強調されていました。
コリコリの胡瓜、厚肉の鳥貝、どれも酢味噌と高相性の素材ばかりでした。

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暑い夏に食べる鴨鍋もなかなかいいですね。
部屋が涼しければとても美味しくいただけます。鴨はしゃぶしゃぶの要領でいただきました。
10切れ程は合ったでしょうか、厚みがやや薄めだったので重くなかったです。
意外に濃いめの甘めの出汁がいい仕事をしています。

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その出汁をそのまま生かして細いうどんでつけ麺にしていただきました。
出汁が濃い目なのに、鴨もうどんもちょうどいい塩梅のバランスがとれています。

聞けば堺筋本町のよし田瓦町本店 でも15年間料理長をしておられたとのことで、それも十分頷けます。

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最後はマンゴーでサッパリ。

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大将の細やかな気遣いがとても嬉しくて、料理と併せて大満足のお店です。
宣伝はしない上に、予約客が多いということでいちげんさんはなかなか入れないそうです。

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by nigi-style | 2020-07-26 06:07 | 大阪B級グルメ | Comments(0)